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歯周組織再生療法「リグロス」

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八王子駅南口徒歩5分にあります佐藤歯科医院です。

当医院では歯周外科治療時に、歯周租組織再生療法の効果が認められる可能性の高い症例の場合は「リグロス」を使用しています。
リグロスは組み換え型ヒトbFGF(塩基性線維芽細胞成長因子)を有効成分とする世界初の歯周組織再生医薬品であり、効能・効果として歯周炎による歯槽骨の欠損で使われます。歯周炎の病態が進んだときに行う外科的治療法の歯肉剥離掻爬(そうは)手術時に歯槽骨欠損部に塗布することで、歯槽骨の増加など歯周組織の再生に対する有効性・安全性が確認されています。

当医院では、「リグロス」を使用する適応症例といたしまして、

1. 非喫煙者であること
喫煙習慣のある方はリグロスの効果は発揮できません。

2. 「歯周基本治療」が終了していること
リグロスによる歯周組織再生療法は、ご来院いただいてからすぐに行える処置ではありません。「歯周基本治療」つまり、歯周病の原因であるプラークや歯石を徹底的に除去し、患者さんご自身でブラッシングがしっかり行えるようになることが重要であり、歯ぐきをある程度健康な状態にしてからでないと、リグロスの効果が発揮できないからです。

3. 歯周ポケットの深さが4mm以上、骨欠損の深さが3mm以上の垂直性骨欠損があること
専門的な言い方をしますと「垂直性骨欠損」という状態です。これは歯周病の進行によって、あごの骨全体が破壊されているのではなく、ある特定の部位のあごの骨が縦方向に深く掘り下げられるように破壊されている状態を指します。このような状態で、リグロスが効果を発揮しやすい症例だと言われています。

以上の1-3を満たす症例のような場合に、歯周組織再生療法「リグロス」を使用しています。
詳細はスタッフまでお問い合わせください。